過払い金返還請求

■過払い金返還請求とは
過払い金返還請求とは、法律で定められた上限利息以上の利息を支払っていた場合に、払い過ぎてしまった利息を返してもらうように請求することを指します。
2010年6月17日までは、利息制限法では上限金利が年15%から20%、出資法では上限金利を年29.2%と定めていました。
そのため、二つの法律で上限金利が異なり、いわゆるグレーゾーン金利が存在しました。
そのため、多くの貸金業者が年利20%以上で貸し付けていました。しかし、2006年1月13日の最高裁判決で、利息制限法を超える利息での貸付は過払い金であり、債務者は過払い金返還請求をすることができるという判決がなされました。
この判決以降多くの過払い金返還請求や訴訟が行われるようになりました。

■過払い金返還請求ができる場合
・2010年6月以前の借金であること
グレーゾーン金利が存在していた2010年6月以前の債務であれば、金利を払い過ぎてしまっている可能性があります。
そのため、原則として、2010年6月以前の借金であれば過払い金返還請求ができる可能性があります。

・借金返済後10年以内であること
過払い金返還請求権は、借金を最後に返済した時から10年で時効にかかります。
そのため、過払い金返還請求をするためには、借金を最後に返済した時から10年以内に行う必要があります。

このように、2010年6月以前の借金であって、借金返済後10年以内である場合には、過払い金返還請求で払いすぎた利息を取り戻すことができる可能性があります。
逆に言えば、上記二つの条件を満たしていなければ過払い金返還請求はできない可能性が高いです。

藤枝やいづ合同法律事務所では、藤枝市、焼津市、島田市、静岡市を中心に、静岡県内にて、相続問題、交通事故、企業法務、借金問題などの法律問題に関するご相談は幅広く受け付けております。
初回相談は無料にて承っておりますから、法律問題に関して何かご不安がありましたら、どなた様でもお気軽に当事務所までご相談ください。
電話でのご相談も可能です。また、事前に予約していただければ休日や時間外でも対応可能です。